お国変わればアプリも変わる?

お国変わればアプリも変わる?

オム二メディアが標準化してきた近年、コミュニケーションチャンネルの一元化が進んでいます。
しかし、各国で支持されているメッセージングアプリははっきりと異なっており、例えば日本はLINE、アメリカはFacebookメッセンジャーというように、お国変わればアプリも変わります。

もはや、なんらかのメッセージングアプリをインストールしていなければ、友人とのコミュニケーションが取れないほど、特に若い世代はチャットアプリを電話代わりに利用しています。
この世代にとっての第一コミュニケーション手段は、間違いなくメッセージング機能でしょう。

今回は、国別に利用されている人気メッセージングアプリケーションについてご紹介いたします。

日本はLINE大国

日本ではすっかり市民権を得ているLINE は、海外ではまだまだマイナーなチャットアプリです。
現在、日本語や英語をはじめ、ドイツ語やタイ語、トルコ語など10ヶ国語以上でリリースされているにもかかわらず、日本以外の先進国ではほとんど認知されていないのが現状です。

2011年のリリース以来、現在日本でのユーザー数は7,000万人を突破しており、人気の競合メッセージングアプリの中ではダントツのトップです。
LINEの特徴は、チャットができるメッセージング機能だけでなく、Facebook のようなタイムラインも利用できるところです。
またそれだけで簡単な挨拶が成り立つほど、スタンプが充実しているのも若い世代に人気の秘訣でしょう。

現在、アジア圏では、日本のほか、タイ、インドネシア、台湾などでもユーザー数が増加してきています。

アメリカではFacebookメッセンジャーが根強い人気

Facebook のチャットアプリで知られているメッセンジャーは、米国ではメッセージングアプリとしては、さまざまな世代から絶大な支持を受けています。
最近では、AIチャットボットを利用したカスタマーサービスをメッセンジャー上にて展開している企業が増えており、これはメッセンジャーの利用増加数を後押ししています。

LINEとの最も大きな違いの1つは、メッセンジャーの場合、自分とつながっていない人にも、直接メッセージを送信できる点でしょう。
Facebookはピア同士のつながりが多く、これらの個人間がメッセージを交換するのに、メッセンジャーが利用されています。
Facebookの利用者の増加と比例して、メッセンジャーのユーザー数も増加するでしょう。

中国では WeChat

中国の大手IT会社であるテンセントが運営する WeChat は、LINEと同じ2011年に設立され、中国ではシェア率ナンバーワンのメッセージングアプリです。
同社は中国政府に援助されており、同時に中国政府は WeChat 上でユーザーの動向を取り締まっています。

同社の発表によると、2018年の春節には、同アプリのアクティブユーザー数は月間で10億人を突破しました。
2017年にリリースしたミニアプリは、WeChat上で、ゲーム、決済、銀行口座の管理、病院の予約などさまざまなタスクを実行でき、リリース以来、確実にユーザーベースを伸ばしています。

中国では、国の規制で他のソーシャルメディアやメッセージングシステムの使用は禁止されているため、WeChat の独占は今後も続いていくのではないでしょうか。

ヨーロッパで高いシェア率を誇る WhatsApp

WhatsApp は、2014年に米国Facebookが160億ドル(実際には190億ドル)で買収し、現在はFacebook の傘下に入っています。、
主にヨーロッパのユーザーから支持されており、現在15億人の月間ユーザーを持つ世界最大のメッセージングアプリです。

ユーザーIDを必要とせず、電話番号だけで利用できるのは、同アプリの大きな魅力の1つでしょう。
またメッセージの送受信に暗号化されたセキュリティを導入しているのも同アプリの特徴です。

同アプリを運営するFacebook は、これまでユーザーベースを伸ばすことを優先していたようですが、このあたりで世界トップのユーザー数を利用し、マネタイズに力を入れていくのではないでしょうか。

おわりに

テクノロジーの進化、そしてインターネットの普及もあり、一昔前と比べ、ますますボーダーレスな世界になってきました。
他国間でコミュニケーションを取る機会も増えてきましたが、そんなとき、相手の使用しているメッセージングアプリを入れないとコミュニケーションができないというのは、少し不便に感じてしまいます。
これ1つをインストールすれば、どんな人ともコミュニケーションができる、ユニバーサルなメッセージングアプリが誕生すれば、コミュニケーションチャンネルが簡素化されるのではないでしょうか。

参考サイト:
http://www.bbc.com/news/business-43283690
https://www.theverge.com/2018/2/1/16721230/wechat-china-app-mini-programs-messaging-electronic-id-system
https://www.mobi-agent.com/blog/507/
https://lab.kingsoft.jp/2017/02/09/message-apps/

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